Vol.104 2017/9/1更新

3ヵ月毎に年4回発行している車内報「一期一会」は、お客様とフジタクシーグループを結ぶコミュニケーションメディアです。 一生に一度かもしれないお客様との出会いを大切にしたい、という私たちの思いができる限り伝わればと思っています。タクシーをご利用の際は、ぜひお持ち下さいませ。

連載コラム

ハーモニックトライアングル17

私ごとでたいへん恐縮ですが、休日家族とくつろいでいたところ、突然の胸の痛みに襲われ救急搬送されました。

病名は急性前壁心筋梗塞。治療のため人生初めて、12日間の入院生活を経験しました。

救急搬送されてから退院までの期間、24時間体制で見守って下さったのが看護師の方々でした。

どんな時でも笑顔を絶やさず、やさしい言葉で一人一人の患者に声を掛ける姿。

不安な入院生活を送る私が、そんな姿にどれだけ励まされたか・・・。

しかし、笑顔の奥には「命を守る」という強い使命と緊張感を持って臨まなければ、決して成し遂げられない仕事だという現実があります。

過酷な24時間の交代勤務。

毎日目まぐるしく変化する患者の状況。

詳細なミーティングで前回の出勤からの新しい情報を一人一人の患者ごとに正確に記入すると共に頭の中で上書き。

患者全員のデーターは正確に管理されているが、細かい情報は各自暗記しなければならない。

毎日がこの反復作業。

時代は変わりどんなにIT化が進んでも、一人の患者の尊い命を守るためには、多くの看護師の方の緻密な連携が不可欠です。

看護の母、フローレンス・ナイチンゲールは、「天使とは、美しい花をまき散らす者でなく、苦悩する者のために戦う者である」という言葉を残しています。

まさに医療の現場は生と死の隣り合わせ。その戦いの現場で仕事をする、看護師さんと入院中お話しする機会がありました。

当方がタクシー業だとお伝えすると、「仕事で疲れた時は、帰りについタクシーに乗ってしまいます。長い距離ではないけど、リラックスできて助かってます!」とのうれしいお言葉。

戦い疲れた天使を安全、快適にご自宅へお送りすることは我々の使命です。

たとえほんのひとときであっても、ご乗車いただくお客様の大切な命をお預かりする。

我々も同じ重みを感じながら、日々仕事をしています。

いつもご乗車ありがとうございます!